アルヒフラット35被害者の証言~二重契約~

2020年11月29日

■身に覚えのない異なる2つの契約書

アルヒフラット35被害者の証言

ある日突然、アルヒから面談がしたいと呼び出され、私の契約が二重売買契約になっていることについて聞かれました。
二重売買契約については全く身に覚えがなく、どういうことかと聞いたところ、売買金額が異なる別の契約書を突きつけられました。
契約当時、「買主が原本を保管し、売主がコピーを保管する」と説明されていていましたが、面談時になぜ別の契約書が存在しているのか状況が全く理解できませんでした。

後日調査をしたところ、売主である業者側には3,650万円の売買契約書が保管されており、買主である私の契約書は3,980万円で販売したことになっていることが発覚しました。
それには私のものではない筆跡で署名と押印がされており、さらには契約日も住所も私が保管していたものと異なるものでした。
私の印以外は全て同じものが押されていたため、業者が意図的に契約書を二重に作成し偽造していたことは明らかです。

水増しされたお金はどこに行ったのでしょうか?

私はフラット35以外にリフォームローンやアプラスの諸費用ローンも組まされており、当時の振込伝票を調べたところ、仲介業者のペーパーカンパニーに約560万円送金していることになっていました。
なお、リフォームについても後日調査をしたところリフォームされた形跡がなく、この分についても業者グループに搾取されていることが分かりました。

その後、住宅金融支援機構からは残債の一括返済を求められましたが、一括で全額返せるわけもなく、物件が競売にかけられてもなお、多額の残債が残ってしまい自己破産せざるを得ない状態となっています。
私以外にも同様の被害者が大勢いると聞いています。
住宅金融支援機構やアルヒも明らかに偽造されている書類や悪徳業者による偽りの勧誘を確認しておきながら、一部の債務者だけに責任を負わせてフラット35不正の終息を図ろうとしているとしか思えません。
不正を主導した業者はもちろんのこと、そうした「なんちゃって」が業界で横行していることを住宅金融支援機構やアプラスも知らなかったはずがないと思います。
情報弱者をはめ込む悪徳業者の温床となり、業界シェア№1を豪語しているアルヒに対しても怒りが募ります。

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楽待 2020年6月24日(水)掲載
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