被害者が語った契約経緯の実体 ~ひどすぎる仲介業者・ブローカーの言動とは!? 融資担当者への裏金?~

2021年3月28日

被害者が語った契約経緯の実体 ~ひどすぎる仲介業者・ブローカーの言動とは!? 融資担当者への裏金?~

今回は私の契約経緯について書いていきます。少し長いですが、知り合いの弁護士に自分の窮状を訴えるために書いた当時の文章をほぼそのまま載せます。

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”突然のご連絡お許しください。
不動産投資詐欺にあったようで、今後どうしたらよいか、また、誰にどんな求償をできるのか、出来るとして、弁護士費用との経済性は・・等相談したく下記ご確認の上、お話しできればと存じます。

1.201〇年4月、〇〇不動産株式会社(代表:〇〇)の仲介により、売主:〇〇氏、売主側仲介:〇〇コーポレーション株式会社(代表:〇〇)から区分所有マンションを「投資用」として購入しました。手元に現金はなかったため、銀行(アルヒのFCであるBSCモーゲージバンク〇〇店)からフルローンで融資を受けて購入にいたりました。
ところが後からわかったのですが以下の問題がありました。
(1)購入価格が市場価格の倍値近いということ*、かつ、売買価格の金銭全額が売主にわたっておらず、買主側仲介およびブローカーが、差額分をピンハネしていた「可能性」があること
 *東急リバブル他1社に売買価格査定を依頼した結果を踏まえたもの
(2)建物本体代の他に、「リフォーム資金」の名目でアプラスでローンを組み融資された金銭について、「登記・他手数料」との名目で、売主側仲介に全額徴収されたこと(請求書・領収書の類はなし)
(3)投資用不動産であるのに、住宅金融支援機構・アルヒが融資するフラット35ローンを組まされ、一括返済のリスクにさらされていること。
(4)(3)に関して、融資取次ぎをしたBSCモーゲージバンク担当者も、本件投資用であるとの認識を持っていた可能性があること。

2.知人の生命保険株式会社の営業マンの紹介で、高田の馬場に事務所を置く株式会社〇〇代表、〇〇太郎氏の勧誘および紹介により、〇〇市の不動産会社、S氏の営業を受け、本件不動産を購入するに至りました。
購入前後の関係者の言動からも、不審な点は多数ありました。
-投資用不動産であるのに、賃料や利回りといった案内がなく、節税の仕方のみにフォーカスしたものだった
-既に賃貸に出している中古物件(一部借地件付)を住宅ローンを用いて購入させた
-住宅ローンで投資用物件を購入することに関して、リスクの説明も一切なく、住民票の異動や偽の婚約者/同棲者を手配され、その指示に従った
S氏曰く、融資担当者に裏金を渡すなどしていわゆる「なんちゃって」融資をしてもらえるよう工作していた
-S氏により、上記リフォーム費用相当額を上記裏金工作他登記費用などの諸費用としてすべて徴収された
-売買契約書が製本されておらず、融資を受けた金額と実際の売買決済金額が同一であるか疑わしい 

これらを踏まえて、買主仲介の〇〇不動産の代表〇〇氏に説明を求めるも、返事はなし
ブローカー〇〇氏は、S氏との業務委託契約の存在、報酬の受領、類似案件が複数あることを認めているが、肝心の投資スキームについては関与しておらず、客を紹介していただけだと述べている。

物件については、S氏個人とのサブリース契約を締結し、月3万円の持ち出しがあったが、S氏からの提案でサブリース契約を解約、自主管理にするも、間もなく賃借人から退去の連絡を受領。敷金の20万円および、17年住んでいたため原状回復費用もほぼ取れず、次の入居までの不稼働期間賃料と合わせ100万円近い損失となった。サブリース契約解約後、S氏とは連絡がつかなくなる。

情報があまり整理できてないので読みにくいかもしれませんが、ご不明点等ございましたらお尋ねください。
よろしくお願いいたします。”
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今でも契約当時を思い出すと、何より無知だった自分に腹が立ちます。これ以上被害者を出さないためにも、自己破産者を出さないためにも、アルヒやアプラスの悪事が、世論に広く認知されることを望みます。