ARUHIフラット35トラブル 〜被害者が語った住宅ローンによる投資の罠〜

2021年1月10日

◼️ARUHIフラット35トラブル 〜被害者が語った住宅ローンによる投資の罠〜

 2019年の春頃、アルヒから突然に面談の通知が届きました。 契約内容の確認が必要なため、書類も持参するようにとお達しでした。 夏、アルヒと住宅金融支援機構の方も同席のもと、面談が行われました。 フラット35のローン契約ですが、「初めから投資用で購入されたんですよね?」「(持参した)資料を見ればだいたいわかりますよ。」と。
 また、私の筆跡・捺印ではない売買契約書も見せられ、その契約書では金額が200万円程上乗せされていました。私の手元にある契約書とは異なる偽造された契約書。これに関しては、私は面談で提示されるまで全く知らないことでしたが、この二重契約に関しても違反のため、複数の契約違反によりローンの一括返済を請求することになりますという内容でした。業者も悪いのだろうが、あくまで債務者はあなたなので…覚悟なり、準備をしておいてくださいと。そんな金額を短期間で準備できるはずもありません。それまで、私は不動産というものには全く興味・関心がありませんでした。
 
 2016年の春、夫婦ともに信頼していた方から不動産の資産価値についてお話を伺う機会があり、年金の代わりになるなら…と老後のことも考えて、不動産購入をお願いすることになりました。 その後ご紹介された不動産会社の方との面談で話はどんどん進みますが、素人の私には不動産に関する言葉や話が十分に理解できず、また契約までのタスクも想像以上に多く不安と疲労が募っていました。もちろん不安は伝えてはいましたが、スピードを求められている節もあり、もうプロにお任せしようという気持ちにもなりました。
 フラット35でローンを組む時も、この方法でローンを通しますというような説明で、みんな通常に行なっているような口ぶりだったと思います。もし、契約後にこういう可能性がありますよと説明を受けていたら、当然契約はしていなかったと思います。どうしてこんなことになってしまったのか。今振り返れば、不安に感じた時点で立ち止まってストップできるチャンスはあったのに…と自分自身でも悔やんでいます。
 しかし、それと同時に、納得のいかない思いもあります。フラット35で私と同じような契約をしている可能性がある人は何千人、何万人単位でいると聞きました。しかし、実際にアルヒから呼び出され調査をされたのは160人だけ。なぜなのでしょう。何千人もの人が個人でそんな契約をしようと考えるはずもないと思います。これは、不動産業界全体の闇だと思わずにはいられません。
 そしてまた、アルヒ側が形だけの調査で事を済ませようとしているとしか思えません。企業や会社を守るために、一部の個人の生活が破壊されることなんて、なんとも思っていないのでしょう。面談の時に、資料を見ればだいたいわかりますとアルヒの担当者は言いました。そう言うのならば、契約をする前にもっとちゃんと調査してほしかった。
 また、160人というほんの一部を吊し上げるのではなく、やるなら徹底的に、不動産業界の膿を全て出し切るくらいの覚悟で、全契約の再調査・報告をしてほしいです。私自身、この問題に直面してから、契約の真相を知るために動きましたが、関わっていた会社の数個は倒産していたり、面談で見せられた二重契約書を入手しようと売主のベストランドに問い合わせの電話をしても契約書はこちらにはないと言われ、面談をしたアルヒに問い合わせても機構から提供された書類のため銀行にはありませんと言われ、最終的に弁護士さんを通して機構に契約書の開示を求めたにも関わらず、送られてきたのは偽造されていない契約書のみでした。真相が明白になることを心から望みます。