悪徳不動産業者の詐欺手口

2021年2月11日

悪徳不動産業者の詐欺手口

不動産仲介業者の考えていることの1つに「融資額を1円でも高く引き出す!」というのがあります。
単純に真に必要なコストから1円でも吊り上げられば、それが業者の利益の源泉になるからです。
これは、調達サイド(ローン金額)と資金使途サイド(物件購入金額)の両方を吊り上げる必要があります。
資金使途サイドは難しい話ではなく、物件価格を吊り上げたり、不必要な工事(リフォームローン)などを追加したりするケースが多いです。
もう一方の調達サイドですが、ローン金額は利用者(債務者)の信用力=年収に依拠する部分が大きいです。従って不業者は、どうやって年収を”上乗せ”するかということに頭を使うことになります。
スルガ銀行のかぼちゃの馬車問題の時には、業者がPCのソフトを使って源泉徴収票を偽造したり、保有資産を膨らますために預金通帳の画像データを偽造するケースが多かったと言われています。それが最近では、より手口が巧妙になってきています。
2020年に入って購入した方の事例では、業者が確定申告の数字を変更するというものです。以前のように、画像データをPCで修正するという証拠捏造アプローチではなく、申告書の数字そのものを修正することで、証拠となる資料の元データを不正に吊り上げる事例が出てきています。
具体的には、聞いたこともないとある会社から給与を200-300万円もらっていたという事実をでっちあげ、本人になりすまし、勝手に確定申告の修正申告を行うというものです。
こうすることで、金融機関に提出する確定申告書の元々の年収が上がるため、堂々と年収の証明書として提出できるという手口です。給与を支払ったとされる会社はその事実を知らないケースもあるということです。

業者は制度や慣行の盲点をついて次々に新たな手口を考えてくるため手ごわいですが、不動産投資に関する契約で何か不審に思うことがあれば、ぜひご相談ください。